「詰碁はそんなに大変なのですか」と町会長。

「囲碁の才能がある院生でも初中級の詰碁しかやらない人がいるくらいですから、大変なのだと思います。」

「でも、渡辺さんは詰碁をやっているのですよね」と町会長。

「最初にやった『詰碁850』を終えて、同じシリーズの『最強の問題730』に行くまでに3年かかっています。英作文.netを作って、小脳が緩んでいなければ、詰碁は途中で挫折していたと思います。」

「英作文.netは、言語中枢がある大脳が緩むのではありませんか」と町会長。

「実は、英作文.netの検定試験の問題数は、最初100問だったのです。」

「今は30問ですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「100問だと小脳が緩むのですか」と町会長。

「小脳は緩みませんが、100問正解の満点なら、前頭葉がほんの少し緩みます。」

「前頭葉がほんの少し緩むと詰碁の有段問題が解けるようになるのですか」と町会長。

「有段問題が解けるようにはなりませんが、前頭葉が少し緩むと、大脳や小脳を経絡的に緩める前頭葉の機能がほんの少し活性化します。」

「それで、小脳が緩むのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「そんな素晴らしい機能があるのに、なぜ30問にしてしまったのですか」と町会長。

「7級の検定試験に合格した人が1人もいなかったのと、学習コースで100問連続正解しても前頭葉が緩むためです。」

「それでは、現在の30問の検定試験では前頭葉が緩まないのですか」と町会長。

「4回連続満点であれば、前頭葉が緩みます。」

「必ず、緩むのですか」と町会長。

「陰の物を持っていなければ、必ず緩みます。しかし、陰の物を全く持っていない人は、少ないと思います。」

「写真は陰でしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。卒業の時の写真とか、結婚式の時の写真とか、友達と撮ったプリクラとかは、持っている人が多いのではないでしょうか。」

「写真が載っている雑誌もダメなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「どうしても陰の写真を処分できない場合は、どうすればいいのでしょうか」と町会長。

「200問連続で正解すれば、効果があると思います。」

「そうすれば、必ず効果がありますか」と町会長。

「写真をどうしても必要なものだけ残し、他の陰の物を全て処分すれば、効果があると思います。」

「そのとき、他に気を付けなければならない陰の物ってありますか」と町会長。

「日本の石塔は陰の物が多く、きわめて強力です。」

「渡辺さんの場合、石塔はどうやって処分したのですか」と町会長。

「ラッキーなことに、渡辺家の石塔は全て強い陽だったのです。そのため、陰の茶器があっても、英作文.netで前頭葉がほんの少し緩みました。」

「前頭葉がほんの少し緩むと、大脳と小脳を緩めつづけるのですか」と町会長。

「所有している陰の物が、前頭葉の緩める力より弱ければ、大脳と小脳を緩め続けます。」

「所有している陰の物が強いとどうなるのですか」と町会長。

「せっかく緩めた前頭葉が元に戻ってしまいます。」

「その場合は、陰の物をなにか処分して様子を見るということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。時間が許すのであれば、1日300問連続正解に挑戦するという方法もあります。」

「7級の検定試験でなくても効果があるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。10級の練習問題でも効果があるくらいですから、10級の検定試験なら間違いなく効果があります。級が上がれば、効果はさらに高くなります。」

「陰の物を持っていなければ、10級でも効果があるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

2020/6/24

<ムクドリ41>
サポート係のプロの棋士は、『詰碁の解答に間違いはない、データーの入力ミスだ』と確信しているが、僕は詰碁の解答が間違っていたと推定している。

なぜかというと、プロの棋士なら必ず1度は挑戦する官子譜(かんずふ)という中国の有名な詰碁の古典が、昭和になってから誤りを訂正されたという歴史的な事実があるからだ。棋聖と呼ばれていた道策や秀策も官子譜の間違いに気がつかなかったことになる。訂正版の著者、呉清源が誤りに気がついたのは、中国の原本と日本の伝わったものの違いから、解答に間違いがあることを示唆する問題があったからだと推定している。『詰碁の解答が間違っていた』と推定しているもう一つの根拠は、数学の定理が正しいことを証明するようには詰碁の解答が正しいということを証明することができないということだ。

分かりやすく言えば、トッププロが官子譜に間違いがあるとは言わないので、碁を打つ人は官子譜に間違いがあるとは思わなかったということだ。そして、官子譜をきっちりやっておぼえた人は、囲碁的認識能力が向上するので、確実に囲碁が強くなったということだ。実際、初中級の詰碁を毎日105問連続正解している息子も、『最強の囲碁』に、どうしても勝てなかった3段設定で勝てるようになっている。しかし、トッププロが官子譜に間違いがあると言わなくても、官子譜をやった人が必ず強くなったとしても、官子譜が論理的に正しいということにはならない。数学の定理が正しいことを証明するようには、官子譜が正しいことを証明できない。

僕が高段者編をやっていて、イラッとするのは、右側の『黒番です。白を取ってください』が表示される欄に、正解後、表示されるコメントだ。ここに表示されるコメントは、自力で問題を解こうとする者には何の意味もないことが書いてある。長いこと、なぜこんな無意味なコメントを表示するのだと思ってきた。

最近になって、わずかに頭が良くなって気がついたのは、高段者編をやる人の多くが、詰碁を解くのではなく、詰碁を覚えようとしているので、覚えるためのポイントが書いてあるのかも知れないということだ。自力で解こうとする人は、読みの分岐点となるようなところの解説や、正解でないところに打った時どういう結果になるのか知りたいのだが、そういうことは書かれていない。参考図は別にあるのだが全く不十分だ。

しかし、碁が強くなるためには、詰碁を自力で解く必要はない。覚えるだけで十分なのだ。覚えるだけで脳が緩み、老化が進むのを止めることさえできる。SDI-WORKSはしっかりした仕事をやっている。

それでは、なぜ、表示されるコメントを問題にしているかというと、このコメントがプロの棋士と詰碁の関係を表していると推定しているからだ。詰碁のプロと言われるような棋士は、幼児期にこの程度の詰碁は覚えさせられているので、正解以外の筋の悪い手は思いつかないのが一般的だと推定している。そのため、自力で詰碁を解こうとする人が、どこで引っかかるか見当もつかないのだろう。

僕が悩むような筋の悪い手の変化を考えることもないので、コメント欄に書くこともないし、筋の悪い手が正解になる時には、たまに見落とすことがあるのではないかと推定している。特に、詰碁の解答をチェックするような時には、チェックの対象とならないことがあるのかも知れない。

9路盤においては、黒の初手が打てるところは81箇所あり、白の2手目が打てるはところは80か所、黒の3手目は79箇所もある。そのため、プロ棋士が9路番で対戦する時、打つことが可能なすべての点の組み合わせを考えているわけではない。そんなことは、人間には不可能だ。強くなればなるほど、考える時の対象になる点は限定されて来るのだろう。アマチュアは、どこに打ったらいいか見当がつかない場合が多いので、過去に打った経験から着手を選び、深くは考えない人が多いと推定している。

詰碁の大きさも9路盤に近いので、事情は似ている。プロの棋士だからといって、打つことが可能なすべての点の組み合わせを考えているわけではない。幼児期に詰碁を教えられた人は、その記憶から打つべき点を選んでいるに違いない。これが詰碁の正解のチェックで見落としが生じる原理なのだ。<続く>

2023/6/7